精油に関する本を紹介します。
タイトルは amazon の詳細ページにリンクしています。
・精油の成分を知りたいときに
①
"Aromatherapy: Essential Oils in Colour", Rosemary Caddy, Amberwood Publishing Ltd, 1997
大まかな精油の成分を知りたいときに。
成分と効能をグラフで表していてビジュアルで確認できます。コンパクトで見やすくおすすめです。
取り上げられた精油は90種類。
少なめですが厳選されたラインナップです。
日本語版は
『カラーグラフでわかる エッセンシャルオイルの特性と使い方』
②『ビジュアルガイド精油の化学: イラストで学ぶエッセンシャルオイルのサイエンス』
精油の成分とその特徴を知りたいときに。
各成分の説明も詳しく、構造がイラストで載っているのもポイントです。
続編の『ビジュアルガイド精油の化学2 日本の精油と世界の精油:日本の香り、世界の希少な香り、芳香蒸留水の香り 』(2021) では、香りの強さや持続性についても詳しく書かれているようで、手にするのが楽しみです。
400種類!の精油と206種類の成分のプロフィール。安全性ほか、さまざまな情報が網羅されています。
英語版、日本語版ともに分厚い大判の本ですが、精油について信頼できるガイドラインを知りたいなら手元に置いておきたい1冊です。
電子版 のサンプルでかなりのページが読めます。サンプルだけでもかなりの情報量です。
日本語版は電子書籍付き。
付属の電子書籍はやや使い勝手が悪いように感じますが、ちょっと調べたいことがあるときにとても重宝しています。
・精油の辞典
④『最新4訂版 アロマテラピー図鑑 』佐々木薫監修 主婦の友社 (2019)
シンプルで読みやすく、記載されている「相性のよい精油」はブレンドに迷ったときの参考になりそうです。
⑤『アロマテラピー精油事典』バーグ文子 成美堂出版(2016)
150種類の精油をカバーしていて、気になる精油のほとんどが取り上げられています。
いろいろなタイプのシダーウッドなど、知りたかった似ている精油を比較しやすい点も気にっています。
刺繍の植物イラストもすてき。
たくさんの事柄がぎゅっと詰まった宝箱のような本です。学名の読みかたまで!
各精油の「どんなときに選ぶ?」の記述が好きです。具体的な説明にうなずきながら、すっと腑に落ちる精油が選べます。
・精油の化学
化学の基礎があると精油について納得して理解できることが増えそうです。
一歩踏み込んで精油を知りたいときにおすすめの本です。
精油や石けんの化学を理解する前段階の基礎知識を学び直すのにぴったりの本です。
化学に疎いわたしでもこの本でおさらいしたおかげで、これまで流し読んでいた精油の成分や化学についての記述を立体的に読めるようになりました!
⑧『精油(エッセンシャルオイル)の化学』デイビッド・G・ウィリアムズ
有機化学の基礎、精油の科学的、薬学的な観点での解説書。
他の本では触れられていない興味深い記載もあり、高価な本ですが手元に置いておきたい1冊です。
⑨『「香り」の科学 匂いの正体からその効能まで』平山 令明 講談社 (2017)
アロマテラピー関連の書籍とは違った視線から「香り」を知るために。
香りを科学的に捉えた本です。読み物としてもおもしろい。
新書版なので持ち歩きやすいのもいいですね。
化学の基礎があると一層楽しみが深まるのではないかと思います。わたしは上で紹介した「まるわかり!基礎化学」でおさらいしてから読み直しました。
香りは直接触れるのも楽しいですし、本を読んで知識を深めるのも楽しいですね。
本ではないけれど…
精油のブレンドに使うおすすめの道具など。
500本入りはこちら
精油の計量に。
ときどき反応が良くないのですが、この価格で0.01gから計量できるのは魅力的です。
家庭での精油のブレンドやコスメ作りにちょうどいい。