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2013年12月12日木曜日

シリコーン比較 siliconi

シリコーンを使ったオリジナルのモールド作り。


原型


シリコーンの石けん型

原型作成や、シリコーンの扱いについては、またいずれ。

今回は、石けん型作成におすすめの2種類の食品用シリコーン
を紹介します。
オリジナルモールドを作ってみたいけど、どちらのシリコーンを
選べばよいか決めかねている方の参考になれば幸いです。


使用したシリコンは、モデラーズストア製。



amazonでも購入できます。

シリコーン1kgは、写真のような 3×6×6㎝ の石けん型だと、
10個は作れる量です。




・できあがりのモールドの比較




外寸3×6×6㎝ の石けん型です
使用したシリコーンは、それぞれ





立てると、普通タイプはしっかり自立するのに対して
柔らかめタイプは少したわんでいるのが見えますか。

柔らかめタイプも、型として使用する向きに置く分には、
たわまずに形を保っています。
ただ、石けん生地を型入れした後にモールドを動かすと
たわむことがありますので、モールドの下に厚紙などを添えて
厚紙ごと移動させるのがおすすめです。






牛乳パック大の大きめの四角いモールド作成の場合は、
柔らかめタイプだと生地の重みで型がたわみそうですから、
普通タイプが適しています。

また、型に直接敷いて石けん表面に模様を付けるような
テクスチャーシートの作成には、やわらかめタイプが
ぴったり型に敷きやすいように思います。




・動性の比較

MODELER'S
 HTV-2000
MODELER'S
HTV-4000

普通

柔らかめ

硬度

35  

18

粘度

7500

4500

伸び率

500%

600%

作業時間

25分

35分

ともに、脱型時間は24時間(23℃)

シリコーンの扱いに慣れていない場合は、
粘度が低く(さらさらしている)、
作業時間(気泡が抜けていく時間)が長めの
柔らかめタイプが気泡が入りにくく作業しやすいかもしれません。

とはいえ、普通タイプもシリコンの注入に気をつければ
石けんに触れる面に気泡が入ることはないと思います。


敷居が高いように感じるシリコーンモールド作りですが、
やってみるとモールド作り自体も楽しく、
次々アイデアが浮かんでくるのではないでしょうか。
ぜひ挑戦してください!