シリコーンを使ったオリジナルのモールド作り。
原型
シリコーンの石けん型
原型作成や、シリコーンの扱いについては、またいずれ。
今回は、石けん型作成におすすめの2種類の食品用シリコーン
を紹介します。
オリジナルモールドを作ってみたいけど、どちらのシリコーンを
選べばよいか決めかねている方の参考になれば幸いです。
使用したシリコンは、モデラーズストア製。
HTV-4000 1KG (普通タイプ)
amazonでも購入できます。
シリコーン1kgは、写真のような 3×6×6㎝ の石けん型だと、
10個は作れる量です。
10個は作れる量です。
・できあがりのモールドの比較
外寸3×6×6㎝ の石けん型です
使用したシリコーンは、それぞれ
左
HTV-4000 1KG (普通タイプ)
右
立てると、普通タイプはしっかり自立するのに対して
柔らかめタイプは少したわんでいるのが見えますか。
柔らかめタイプも、型として使用する向きに置く分には、
たわまずに形を保っています。
ただ、石けん生地を型入れした後にモールドを動かすと
たわむことがありますので、モールドの下に厚紙などを添えて
厚紙ごと移動させるのがおすすめです。
牛乳パック大の大きめの四角いモールド作成の場合は、
柔らかめタイプだと生地の重みで型がたわみそうですから、
普通タイプが適しています。
また、型に直接敷いて石けん表面に模様を付けるような
テクスチャーシートの作成には、やわらかめタイプが
ぴったり型に敷きやすいように思います。
・動性の比較
MODELER'S
HTV-2000
|
MODELER'S
HTV-4000
| |
普通 | 柔らかめ | |
硬度 | 35 | 18 |
粘度 | 7500 | 4500 |
伸び率 | 500% | 600% |
作業時間 | 25分 | 35分 |
ともに、脱型時間は24時間(23℃)
シリコーンの扱いに慣れていない場合は、
粘度が低く(さらさらしている)、
作業時間(気泡が抜けていく時間)が長めの
柔らかめタイプが気泡が入りにくく作業しやすいかもしれません。
とはいえ、普通タイプもシリコンの注入に気をつければ
石けんに触れる面に気泡が入ることはないと思います。
敷居が高いように感じるシリコーンモールド作りですが、
やってみるとモールド作り自体も楽しく、
次々アイデアが浮かんでくるのではないでしょうか。
ぜひ挑戦してください!